韓国での電源事情(コンセントはSEタイプですがCタイプでOk)
日常的に携帯するデジタルガジェットが増えまして、モバイルバッテリーも併用する機会も増えましたが、一方でリチウムイオンバッテリーの事故も心配です。ここ最近の移動では、私は思い切ってモバイルバッテリーをやめました。というのも、最近は、駅・空港の待合スペース、ラウンジ、カフェ、ホテル、レストランあたりで、充電用コンセントを利用できることが増えてきました。また、最近のデジタル端末は急速充電にも対応しているので、30分もあれば、ほぼ満タンになります。他方、リチウムイオンバッテリーは、とくに飛行機では厄介者されており、公共交通機関の移動中に発火・発煙騒ぎを起こせば、相当に迷惑をかける代物になりました...。韓国移動中は、到着したあとのスタバでのコーヒーブレイク、Arexでの移動中の車内、駅構内の飲食スペース、そして喫茶店でのコーヒーブレイクの各スポットにおいて充電可能でした。海外渡航中とはいえ、今の若い人たちほど利用頻度は高くないので、残量40~95%(バッテリー最大容量:87%)の推移にて対処可能でした。写真は鉄道での移動中に充電したときの様子です。乗車時間が1時間程度であれば窓側座席を選んでコンセントを有利に利用するのが正解に思いました。また、コンセントは韓国SEタイプが適当ですが、EU系Cタイプも利用可能でした(コンセントがグラグラするのでSEタイプの方が安定します)。
韓国でのモバイル事情(無料Wi-Fi2+アハモ5G8)
日本のiPhoneを韓国に持っていく場合、ドコモのアハモの場合、コミコミ料金の中に韓国での国際ローミング手数料も含まれているため、20GB(2024年10月から30GBに増量と予告されている)まで使うことができます。音声通話については、発信(滞在国内:50円/分、日本宛て:125円/分、その他:265円/分)と着信(70円/分)が必要になるため、緊急時を除いてブラステル050IP電話から発信(日本宛て固定:10.56円/分、日本宛て携帯:19.80円/分)するのが正解かと思いました。
セルラカバレッジとしては、基本的に5Gで接続されていて、一度だけインターネット速度を計測すると、数百Mbit/s程度の速度が出ていました(IP電話も支障なく利用できました)。鉄道車内(Arex、KTX、MRT)は無料Wi-Fiが利用でき、ホテル、会場を含めて、主要なPC作業場所でのインターネット接続は快適でした。ギガの目安としては、私の場合、平均1GB/日(最大3GB/日)で換算していますが、それで支障はありませんでした。韓国に到着するとアハモからの国際ローミングに関するショートメッセージにくわえて、対馬市での注意事項に関する連絡も入りました。海を渡って韓国の通信オペレータの電波が日本にも届いているというもので、それだけ両国は近いということなのでしょうね。
韓国でのお金事情(現金1+アメックス2+ワオパス7)
世界的にも韓国はキャッシュレスが進んでいる国なので、現金両替をする必要はほとんど無いと聞いていました。今回、ソウル郊外に移動する都合がありましたので、渡航前に福岡銀行の外貨両替サービスを利用して約1万円ほどを準備しました。そのうえで、ワオパスとアメックスカードを併用することで乗り切ることができました。最終的な為替レートにつきましては、ワオパス:921ウォン/100円、アメックス:914ウォン/100円、福銀:849ウォン/100円となりました(数字が大きい方がお得)。
もし、ソウル市内だけで用件が完結するのであれば、仁川空港はアメックスで乗り切り、空港連絡鉄道のバウチャを事前購入しておいてソウル市内まで移動します。そして、ソウル駅にはワオパスの機械がありますので、そこで日本円から1万円程度をチャージして(新札/F券対応)、ついでに現金を2~3万ウォンほど引出せば十分かと思いました(地下鉄・バス共通のTマネーカードへのチャージに必要です)。ただし、ワオパスの残高が気になるようであれば、5,000円札または1,000円札で都度チャージをすれば十分です。最終日には、すべての残高を現金で引出し、空港で適宜消化すれば良いかと思います。万が一、小銭や少額紙幣が残った場合には、日本国内に設置されたPocketChangeを使い、交通系ICカードに入れてしまえば良いかと思います。ちなみに、ヨドバシ博多に設置されたSmart Exchangeで少額紙幣両替したところ、1,020ウォン/100円でした(数字が小さい方がお得)。スプレッドは15円/100円程度でしたので、今回の残金は600円弱でしたので、再両替手数料は100円弱ということになりました。
福岡への帰国など:ソウル都心空港ターミナルを利用しました
ソウル市内の東横インから仁川空港までの移動は、空港連絡鉄道(Arex)を利用しました。実はソウル駅にはソウル都心空港ターミナルがありまして、いくつかの条件が揃った場合、ソウル駅にて手荷物の事前チェックインと出国手続きを済ませることができ、かつ仁川空港では優先レーンにてセキュリティを抜けることができます(東京TCATや大阪OCATが類似サービスをしていました)。せっかくなので利用してみようと思いまして、地下鉄でソウル駅まで移動し、KTX乗り場を横切り、Arex改札に隣接した都心空港ターミナルに立ち寄りました。大韓航空のデスクでは待たされることなく案内され(お隣のLCCでは並んでいました)、スーツケースをひとつ預けました。スーツケースの中身確認のために、15分ほど待機したあと、出国カウンターに寄って手続きを済ませました。私の場合、そのまま地下ホームに降りて、乗車予定の電車に乗った(ホームに入線していました)のですが、うまくスケジュールを調整すれば、手ぶらで最後の観光ができそうだと思いました。
空港に到着したあと、例によって、バーガーキングに寄ってお腹を満たしておき、そのまま制限エリアに入りました。あっさりとセキュリティと出国ができたので、拍子抜けしました。一方で、搭乗ゲートに移動中に一般の人向けの場所を横切ると、ガヤガヤしていましたので、事前手続きはかなりメリットがあると思いました。何かお土産を買おうかとお土産コーナー立ち寄ると、流ちょうな日本語で接客してくれました。雰囲気がガラッと変わったソウルですが、値札の表示が米ドルなのは、私の記憶の中のソウルと唯一同じでした。搭乗口は広くて快適なので、スターバックスのコーヒー+PC作業を済ませました。
出張先周辺の移動とソウル市内まで
出張先周辺は典型的な田舎町でした。前泊した滞在先から会場までは路線バスで移動して、広いキャンパスをさまよいながらたどり着くことができました。ほかの人たちに聞いたところ、みな、公共交通機関は諦めてタクシーを使ったし、案内を改めて見直すとタクシー利用を推奨されていました。むしろ、よく、バスで移動できましたねと感心されました。はからずとも海外移動に慣れてしまうといくつかテクニックが身についてくるものです。どのタイミングで降りるかについては、時間を見る、バス停(駅)を数える、Googleマップで自分の位置を見るなどして、ここだというタイミングで降ります。また、大学だと若い人たちがゾロゾロと降りて同じ目的地に行くのは、ほぼ確定なので、彼らについて行くという戦略もあります。ただし、復路については、最寄り駅までのタクシーを会場デスクの方が手配してくれましたので、素直に甘えました。ボッタクリに警戒していたのですが、そういうことも一切ありませんでした。田舎町から移動する場合、不測のトラブルに巻き込まれてフライトに遅れるのはしんどいので、ソウル市内まで移動しておきました。ソウル市内のホテルは、東横インなので、言うまでもなく、すべて日本語で対応してくれました。
出張先最寄り駅までの移動
今回の出張の目的地はソウルではなく、ソウルから高速鉄道(KTX)を乗り継いで移動しなければならない地方都市です。ガイドブック、ウェブ記事、YouTube、色々と調べたのですが、ほとんど情報がありませんでした。ソウル駅に到着したあと、ひとまず予約していた便まで1.5時間のゆとりを持たせていたので、ちょっと遅めの昼食として、バーガーキングにて済ませました。タッチパネルで注文ができ、ワッパーのセットメニューを注文すれば、想像通りのものが出てくるので助かります。KTXは改札がなく、自由に電車に乗ることができるけれど、車掌さんが車内を巡回して、指定席に人が座っているかチェックをする方式のようでした。KTXの駅から郊外電車に乗換え、目的地最寄りの駅に到着しました。滞在先ホテルの近くにコンビニがあり、食料を補給したのですが、そちらも日本語で対応してくれました。ちょっと驚きです。
ソウルに到着したあと現地での移動
ソウルに到着したあと入国手続きを済ませました。仁川空港の入国手続きは時間がかかると噂では聞いていたのですが、たしかに1時間弱はかかったように思います(覚悟していたので、予想よりも待たされなかった、普通くらいの印象ですが、改善の余地ありですね)。いつもであれば、荷物の引き上げがあるのですが、今回は機内持込みだけなので、そのまま税関を抜けて終わりです。国内線であればメリットしかない機内持込み対応ですが、入国手続きに時間がかかる国際線であれば、あまり時間的な魅力はないかなと思いました。ひとまず、ソウル駅までの空港連絡鉄道(Arex)の予約時刻までに1時間ほどありましたので、Arex改札に隣接するスターバックスにて、コーヒー+PC作業+スマホ充電を行いました。Arexは事前に日本で予約しておかなければ、満席で乗れないという噂を聞いていました。たしかに人は多いようですが、現地で切符を購入しても大丈夫だったかなという印象でした。スタバの注文、Arexの切符の買い方、色々なところで日本語で対応してもらえました。東アジア地域では、標準語は英語ではなく日本語だなと再認識しました。
韓国ソウルに向けて出発しました
久しぶりの韓国移動になります。福岡空港から仁川空港(ソウル)までは直行便があり、フライトは1時間程度になりまして、東京よりも近いような気がします。今回の手荷物は最小限に抑えまして、東京パッケージとして荷造りしました(2泊3日の東京移動を想定した機内持ち込みだけて対応する一式として私が自称しています)。地下鉄にて福岡空港駅まで移動して、ターミナル間の連絡バスを使って国際線ターミナルに移動しました。サクッと出国手続きを済ませたあと、ラウンジにてコーヒー+PC作業を済ませてゲートに向かいました。大韓航空の機材となり、機内食として簡単な軽食も提供されました。国際線なので一応食事サービスはあるようですが、慌ただしいので省略しても良いのではと思いながら、実際にそれをすればクレームになるのかなと思いを巡らせました。
上野はアメ横にて楽しみました
電子情報通信学会ソサイエティ大会の企画セッション終了後にほかの先生方にお誘いいただきまして、上野はアメ横にてご一緒させていただきました。東京スカイツリーが完成してしばらくしたあとに下町にいき、ついでに上野に立ち寄ったのが最後になります。そもそも、こちら方面に来ることはまずないので知らなかったのですが、自分の記憶とイメージしている雰囲気とは異なっており、若い人たちがワイワイして楽しい雰囲気でした。積極的に足が向くことはないように思っていたのですが、また来たい街だなという気持ちにしてくれました。とくに、お肉屋さんのコロッケ、ハムカツ、メンチカツが美味でした。
都区内パスを購入しました
東京の鉄道をお得に乗ることができるきっぷにはいくつか種類がありまして、そのなかのひとつに、モバイルスイカで手軽に購入できる都区内パスがあります。これは、都内のJR路線に指定されたフリーエリア内であれば、定額760円で自由に乗降できるようになります。単純に考えて、片道380円以上の区間を一往復すればお得になります。私の場合、都内の定宿は羽田空港へのアクセスを考慮して蒲田エリアを選ぶことが多く、最寄り駅の蒲田駅がフリーエリアの端になっています。例えば、今回の移動であれば、蒲田〜北千住は片道490円、幕張メッセ方面への移動であれば、蒲田〜葛西臨海公園は片道410円となります。この手のきっぷに対する私の基本方針としては、結果的に都度払いした方が安い場合が多いので、この種のきっぷは買わないのですが、都区内パスは例外的に利用しています。ちなみに、モバイルスイカで購入すると、画面上に表示された文字が消えなくなる部分だけが難点です...。最終的には、蒲田〜北千住:490円、赤羽〜上野:190円、上野〜蒲田:320、合計:1,000円となりまして、240円お得ということになりました。