伊ベネチア移動(備忘録):伊ベネチア&独ミュンヘン&シンガポールのモバイル事情

今回のイタリア移動でのデジタルガジェットは、ノート型パソコン(MacBook Pro)、タブレット(iPad mini)、スマホ3台(iPhone14、iPhone16、iPhone13)の構成です。基本的なルールとして、野良WIFIはセキュリティが怖いので利用せず、少なくとも2回線のセルラ回線を確保して、大容量データ転送はホテルWIFIにて対応します。iPhone14(メイン)はアハモ(国際ローミング)、iPadはそれに紐付けたデータシェアSIMを各々使っています。iPhone16(サブ)はポボをメイン回線として、サブ回線としてKLOOKや後述するペラゴのSIMを使います。シンガポールで選択できるSIMは、½㌐/1日間(90円)または1㌐/7日間(109円)なので、後者のSIMを日本で予約しておき、シンガポールにてアクチベート&利用します。また、シンガポールにて、1㌐/日/5日間(100円)(キャンペーン価格)の欧州周遊SIMを予約しておきます。これで、次の乗継ぎの独ミュンヘンから滞在先の伊ベネチアまでの間は対応可能です。復路の独ミュンヘンからシンガポールでは、先のSIMは期限切れになりますので、ペラゴのSIMで対応します。実はシンガポール航空を利用した特典として、シンガポール航空が運営するチケットサイトのSIM(1㌐/7日@全世界)が無料でもらえました。さいごに、iPhone13にはドコモ回線(国際ローミング)を入れて、予備スマホとして、いざというときの音声&SMS専用で使います。シンガポール航空の機内WIFIは無料で利用できますので、最低限のテキストベースの通信は可能です。ただし、インドは衛星携帯を違法にしている国のひとつでして、その上空では機内WIFIは使えませんでした。
伊ベネチア移動(備忘録):伊ベネチア&独ミュンヘンでの外貨両替について

欧州の滞在期間中、両替レートの基準として、福岡銀行の外為レートは17,200円/100€、レボリュートの外為レートは17,000–17,300円/100€でした。空港での現金両替については、独ミュンヘン空港の制限エリアにあった現金/現金の外為レートは19,400円/100€、ベネチア空港では18,800円/100€でした。また、ベネチア市内は18,000–18,500円/100€でしたが、別途手数料の必要性については不明で、それを加味すると空港と同程度のレートになります。これらの結果より、欧州での現金/現金の両替は現実的ではなく、必要なユーロ現金については日本で手配するのが最良です。ATMからの現金引出しについて、ホテルに設置されたユーロネットは、20€紙幣だけの取り扱いで、オーナー手数料は5€(850円)でした
[1]。ちなみに、コンバージョン(DCC; Dynamic Currency Conversion)を選択すると、その外為レートは20,514円/100€となりますので、現地通貨建てにて取引するのが最良かと思います。ところで、今回の欧州での滞在期間中、ユーロ円が上方向に大きく伸びていき、レボリュートの外為レートが17,250円/100€を超えることもありました。一般的に、クレジットカードの海外事務手数料が割高になって以降、レボリュートを挟むのが新定番となっています。しかし、このような状況では、外為レートが決済時点と比べて円高のときに両替した現金をうまく併用することも重要かと思います。参考までに、ベネチアで使用したアメックスカード(ホテル)は17,385円/100€、復路ウーバーは17,578円/100€、三井住友カード(バス利用)は17,812円/100€、独ミュンヘンで使用したアメックスカード(空港カウンター)は17,579円/100€でした。
伊ベネチア移動(備忘録):伊ベネチア/メストレ地区(ノボテル周辺)の交通拠点と路線バス

ノボテル・メストレ地域の拠点として、ショッピングモールエリアとしてCentro Commerciale Porte di Mestre(Tosatto Paccagnella)とInterspar Mestre Terraglio(VIA Bella G Enel)、ノボテル&リドル(Terraglio Teano)、国鉄メストレ駅(Mestre FS)の3カ所に思います。これらをつなぐバス路線は、31H(ショッピングモール→ノボテル→国鉄メストレ駅)と32H(国鉄メストレ駅(C4/道路を挟んで反対側・ホテルプラザの正面側)→ノボテル→ショッピングモール)となります。なお、日曜日は両者を区別せず34Hとなります。バスの本数が少なめで、2本/時間となりまして、うまく時間を調整する必要があります。ホテルとショッピングモールエリアは、大きく迂回するルートを通りますので、直線距離と比べて時間がかかるのが難点に思います。国鉄メストレ駅のバス停は少し分かりにくくて、降車時は駅前のタクシー乗り場の目前なので問題ないのですが、乗車時は道路を渡った反対側のホテルの前になります(最初どこから乗って良いか分かりませんでした)。
伊ベネチア移動(備忘録):伊ベネチア/メストレ地区(ノボテル周辺)の路線バスの支払い

メストレ地区(ノボテル周辺)の交通事情について、一般的な需要は皆無であると思いますが、備忘録として残しておくことにします。ベネチア市内の路線バスは、ACTVが提供しています。予習したところによると、券売機やたばこ屋にて、紙のきっぷを購入のうえ、車内のバリデータで刻印するということでした。しかし、この情報は古くて間違いでして、バス車内のNFCカードリーダーにクレジットカード(Visa、Master、アメックス)をタッチする方式でした。三井住友カードVISA/ApplePayにて試したところ、都度きっぷの料金である1½€(267円)の請求が届きました。ただ、いくらの請求が届くか不安なところがありましたので、代替の方法として、iPhoneにACTVアプリをインストールしておき、1½€/75分のチケットを買うのが分かりやすいです。決済手段としては、支払いはレボリュートが使えました。ちなみに、アプリ上でQRコードが発券されたのですが、バスのバリデータにかざしても意味がありませんでした。どうやら、水上バスの改札を抜けるときに使うようです。また、アクチベートしたあと、実際にQRコードが発行されるまでに3分間必要であった。これでは不正乗車が容易かと思いますが、予習によると、抜き打ちチェックされる場合があり、その際に有効なきっぷが無ければ罰金を支払うようです。
伊ベネチア移動(備忘録):ホテル(ノボテル・メストレ)のサービスについて

公式ウェブサイトには掲載されている情報だけでは分からない部分がありましたので、備忘録として記録しておくことにします。今回滞在した部屋にはネスプレッソが設置されていましたので、ホットコーヒーの調達には困りませんでした。ミネラルウォーターを1㍑×2本/日はサービスで配布されるようです。冷蔵庫にはジュース(コーラとファンタ)が入っており、無料サービスで提供されているようです。ホテル内にはコインランドリーはなく、ホテル周辺にも何もないので、シャツ1枚だけランドリーサービスに申込み(7€)、それ以外は手洗いで洗濯しました。前回も手配した記憶があるのですが、少々割高かもしれませんが、洗濯物を抱えてコインランドリーを探して、往復して、その手間とコストを考えると悪くないと思います。前回と同様に、国際会議のセッション前にホテルのフロントに立寄り依頼しました。ホテルのサービス概要は、QRコードを読込んでネット上のPDFを閲覧する形式でした
[1][2]。ホテル内にはレストランがありまして、周辺にも目立ったレストランがないことから、ここで済ませるのが現実的かと思います(味もコスパも悪くないです)。
伊ベネチア移動(備忘録):ホテル(ノボテル・メストレ)最寄りのスーパーマーケット/リドル

ホテル(ノボテル・メストレ)最寄りのスーパーマーケットはリドルです。リドルはドイツ系のスーパーマーケットで割安感がありますが、品揃えは必要最小限という印象です。ホテルからは徒歩10分になりまして、道路を挟んで反対側にあります。少し遠回りになるのですが、横断歩道があります。先日のフランス移動での反省をふまえて、軟水のミネラルウォーターを調達しました。予習によると、赤ちゃんの絵やイラストが付いていれば、軟水を示していることが多いようです。焼きたてパンもありまして、いわゆるフランスパンを買いました。昔はこのフランスパンの良さが全くわからなかったのですが、最近はフランスパンをそのまま食べるのが一番良いと感じるようになりました。本当においしい白飯は、それだけで良いということと同義でしょう。ミネラルウォーター、ゼロコーラ、パンにて、5€(850円)でした。前回は現金で支払った記憶があったのですが、レジには、VisaとMasterだけでなく、アメックスのロゴもありました。さらにリップルマークもありましたので、Revolut(ApplePay)が使えました。
伊ベネチア移動(復路):シンガポール(経由地)を出発して福岡に到着しました

福岡には定刻通り8時半頃に到着しました。入国審査を済ませたあと、荷物を受取るためにベルトコンベアに向かいました。同じフロアには免税で購入できる最後の売店がありまして、とくに需要が多い、酒&たばこが売っています。これまでは全く興味がなかったのですが、シンガポールで展開されているバチャコーヒーが売られていることに気がつきました。せっかくなので、1箱買いました。わざわざ、シンガポールで買わなくても、ここで購入できるのかと驚きました。荷物を引き上げたあと、税関のQRコードを持っていたので、そちらのルートに向かいました。たしかに、紙ベースの税関よりは早いのかもしれませんが、慣れていない素人さんが邪魔をしているので、実際のところはあまり変わらない(時間的に有利か)については分からないです。そのままタクシー乗り場に向かうと、予約タクシーとなっていまして、どうやら流しのタクシーを拾うことは想定されていないようでした。ベネチア空港や国鉄メストレ駅にて、外人目線でタクシーが拾えないと呟いていた自分としては、ここでもそうかと思いました。国内ではウーバーよりも、タクシー・ゴーのアプリの方が有利で便利なので、そちらにて手配しました。ピックアップ地点として、「国際線12番のりば」が選べて、手配タクシーの専用スペースとなっているようです(世界標準ですね)。普段はタクシーを使うことはないので、ちょっと驚きました。
伊ベネチア移動(復路):独ミュンヘン(経由地)にて乗継ぎました

定刻通りミュンヘンに到着しました。腰の調子があまり良くないので、12時間半のフライトをエコノミー席で移動するのは困難であると判断しまして、私費にてビジネスクラスにアップグレードすることにしました。ミュンヘンの空港でのシンガポール航空のカウンターは、出発ロビーにあるということで、乗継ぎではなく、出口を目指しました。出発ロビーに到着したのち、シンガポール航空のカウンターの場所がわからないので、案内の人にきくと丁寧に教えてくれました。予習したところよると、出発時刻の3時間前にカウンターはひらくようです。すなわち、12時半のフライトなので、9時半ということになります。カウンターが開くまでのあいだ、サンドイッチとコーヒーを買いに行きました。ドイツのパンは黒色でしたが、とても美味しかったです。さて、実は国際線の長距離路線でのビジネスクラスははじめてでして、またシンガポール航空は世界的に評判良いので期待が高まります。まだ座席が残っていたようでして、追加で1,900€(334,001円/アメックス)を課金してビジネスクラスにアップグレードしてもらえました。ここでは、「楽をする」や「快適さ」のためではなく、「健康上の理由によりやむを得ない」と判断したことによります。さて、無事に新しい搭乗券を手に入れられましたので、セキュリティを抜け、出国手続きにすすみました。自動化ゲートは、EUといくつかの国が対象のようでして、日本も大丈夫なようでしたのでそちらを利用することにしました。すべてのパスポートに対応した従来のゲートは大混雑していました。このあと、ドイツを無事に出発しました。
伊ベネチア移動(復路):ホテルから空港に移動してベネチアを出発しました

国際会議のすべてのスケジュールが終わりました。ひとまず、最寄りのスーパーマーケットであるリドルに行き食料品を買いました。ここからは体をひたすら休めることになります。ベネチアを6時半に出発するフライトなので、4時には空港に到着しておきたいです。タイムリーにもウーバーから「次回の乗車予約をしませんか」と案内のメールが届きまして、ホテルから空港まで、60€(10,547円/アメックス)にて予約しました。このあと、19時ごろから寝始めて、夜中の1時ごろに目が覚めました。ベネチアの滞在中、部屋の冷房が効きすぎていたのか、少々、腰の調子が悪いです。簡単に朝食を取り、3時過ぎにホテルをチェックアウトして、3時半にウーバータクシーがやってきました。ベネチア空港までは15分ほどで到着しました。4時すぎにチェックインカウンターの場所が表示されましたので搭乗券を発行してもらい、荷物を預けることができました。そのままセキュリティを抜けて制限エリアに入ったのですが、まだゲートが確定していないようでした。どうやら5時半ころに搭乗ゲートが確定されるようでした。ゲートは14番と案内されまして、さてどここかなと探そうとしたところ、目前のゲートがそれでした。そこで、さきほど待っていたベンチに戻り、搭乗が始まるまで待ちました。
伊ベネチア移動(往路):空港からホテル(国鉄メストレ駅からノボテルホテル)に移動しました

国鉄メストレ駅に到着すると、自分でスーツケースを下ろし、駅に入ってみました。田舎のローカル路線のような雰囲気がありましたが、これは裏口だったようです(失礼)。正面にに行くと、マクドナルドがありまして、繁盛していました。ここでのレストランはここだけのようです。タクシー乗り場に行くと、相変わらずタクシーがいなくて、電話をかけろと案内がありました(後日メストレ駅の近くを通ったときは、タクシーが待機していました。単純にタイミングの問題のようです。)。イタリア語で国際電話をかけてタクシーを呼ぶという技術はないので、どうしたものかと思案していると、しばらく待っていると1台のタクシーがやってきました。別のお客さんがそのタクシーに声をかけていたのですが、交渉が決裂したのでしょうが、どこか行ってしまいました。私の方にも声をかけてきてくれまして、ホテルの名前と地図の書いてあるバウチャーを見せながら、ノボテルホテルと言うとOKということでした。メーター料金は22€を示していましたので、ひとまず5€×4を渡すとOKといって、運転者さんはスーツケースを降ろしてくれました。残り2€をどうしてよいものか分からないので、とりあえず運転席の間のボックスの上に2€コインを置いておきました。予習では10–15€と聞いていまして、この情報も数年前になり物価が上がっていることを鑑みて、おそらく20€は必要と考えていました。少なく払って文句を言わないものかなとよくわからないですが、良い意味でいい加減なようでして、20€あれば納得の水準ということかもしれません。空港からホテルまでの移動は、すべてタクシーで移動すると50€になります(前回も同じ)ので、20€(3,500円)ほど節約できました。かつて、日本のバブルの時に、10,000円札をちらつかせてタクシーを拾い、1回10,000円という光景を昔の映像で見た覚えがあるのですが、ここではまさにそれと同じような状況です。ホテルに到着して、チェックイン時刻まで30分ほど早いのですが、チェックインを受け付けてくれました。実は空港に到着した段階で、事前にiPhoneアプリにてオンラインチェックインを済ませていたので、パスポートを渡して本人確認とアメックスカードを渡して決済にて完了しました。部屋に入ると、とりあえず着替えて、寝ました。